慢性疲労
寝ても休んでも取れない疲労感。そんなに疲れることをしていないのに、何となく疲れが取れない。
こんな症状でお困りではありませんか?
慢性疲労は、漢方では気血(身体に必要な栄養物質やエネルギー)が体の隅々まで巡らない事が原因と考えます。
どうして気血が全身に巡らないのか
1つは、気血そのものが不足していて、全身を巡らすだけの十分な気血がないと言う事です。 これは漢方では「虚」と考えます。
もう一つは、気血の不足はそれほど深刻ではないのに、気血を全身に巡らせるための通路(経絡)が、痰湿などで邪魔を され、十分に気血を巡らせることが出来なかったり、ストレスなどで「気(気功などで言う気です)」の流れが悪くなり、 全身に気血を巡らせることが出来ないと言う事です。 これは漢方では「実」と考えます。
このように、教科書的には2つのタイプに分かれますが、実際ではこのような教科書通りのタイプには分けられません。 殆どの場合が、「虚」も「実」も存在する「虚実挟雑」と言う状態です。
この場合は、「虚」を補いながら「実」を瀉すと言う治療法を使います。同じ慢性疲労でも、体質や原因によって様々な漢方薬を使用します。
慢性疲労の治療でよく使われる漢方薬
- 補中益気湯
- 人参湯
- 小建中湯
- 逍遙散
- 小柴胡湯
- 人参養栄湯
- 鹿茸大補湯
実際の治療には、体質によりこれらの漢方薬や、他の漢方薬を合わせて使用します。 当店で取扱をいたしております漢方薬は全て医薬品です
漢方薬は自己判断で服用しないようにしましょう。 服用の際には、必ず信頼のおける漢方の専門家へ御相談ください。 安全な漢方薬でも、使い方次第では危険な薬になってしまいます。