にきび・吹き出物
昔から「にきび」は”青春のシンボル”と言われますが、確かに10代ならそれでも良いでしょうが、 20代・30代になると”青春のシンボル”では済まされない何かがあります。 もちろん、10代の時は大きな声で「にきび」と言えましたが、なぜか同じものなのに、いつの間にか「吹き出物」と言う名前に変わってしまいます。 特に女性の場合は、社会人になるとお化粧をしますので「にきび」もどんどん悪化してきます。
また、若い間は「にきび」の痕もすぐに消えますが、加齢と共に「にきび」の痕がどす黒く残ってしまいます。(色素沈着) 「にきび」は皮膚表面の症状ですが、「皮膚は内臓の鏡」と言われるように、身体の内部に異変が生じて「にきび」となり皮膚に現れています。
漢方では・・・
「にきび」の種類や体質により異なりますが、10代・20代の代表的な「にきび」の直接的原因を漢方では、「肺熱」と考えます。 この「肺熱」を起こさせる間接的な原因として、不規則な生活・暴飲暴食・高カロリーの食事等、食生活の不摂生が考えられます。 特に「激辛ブーム」で、香辛料を摂りすぎると「にきび」がどんどん悪化してしまいます。
これらが原因の「にきび・吹き出物」は、比較的に簡単に解決できるのですが、20代後半から多くなる「ホルモンバランスの崩れ」による「ニキビ・吹き出物」が、とても厄介なのです。 皮膚科で治療されても全く良くならないと言われるのは、殆どがこのタイプです。漢方では「ニキビ・吹き出物」を皮膚だけの問題と考えず、身体全体のバランスの崩れと考えますので、こじれた「ニキビ・吹き出物」は、得意とするところです。 ただし、食生活や生活習慣の改善は、必ず守って頂かなければなりません。 これらが出来ないと言われる方には、漢方治療はお勧めしません。
ニキビだけでなく、皮膚病や怪我の痕でもそうですが、患部に紫外線をあてないようにしましょう。 患部に色素沈着を起こし、痕が残ってなかなか消えません。 これも若い方なら早く消えますが、加齢と共に消えにくくなってきます。
にきび・吹き出物の治療でよく使われる漢方薬
- 清上防風湯
- 十味敗毒湯
- 防風通聖散
- 茵陳蒿湯
- 加味逍遙散
- 竜胆瀉肝湯
- 四逆湯
当店で取扱をいたしております漢方薬は全て医薬品です 漢方治療は、体質によりこれらの薬と他の薬を組み合わせて使う場合が多くなりす。
おすすめの漢方薬
白毛夏枯草(びゃくもうかごそう).【苦草】
白毛夏枯草はシソ科の植物で、別名は、苦草、筋骨草、土犀角、破血丹、退血草、散血草、活血草、散血丹、苦地胆、地竜胆、透骨消などと言われています。
白毛夏枯草は味が苦いので中国では「苦草」と呼ばれ、日本では「筋骨草」と呼ばれています。
この薬草は、味は苦くて、少し甘みもあり、無毒の薬草です。
薬効としては、「あらゆる部位の炎症と痛み・解毒に使える妙薬」と言われています。
また、効き目が良くて副作用もないのが、この薬草の最大の特徴です。
このことからも、安全で安心して長期間使える薬草ですので、漢方治療の補助として使われるサプリメントとしては最適です。
白毛夏枯草の成分
全草にはフラボノイドのルテオリン及びサポニン、ステロイドのシアステロン、及び微量のアジュガステロンC等の昆虫変態ホルモンを含む。
主成分はルテオリン(抗酸化、肝臓解毒の促進とアレルギー症状を緩和する)。
白毛夏枯草を濃縮して飲みやすく錠剤にしたもの。
180粒入り 6800円(税抜き価格)