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ヘルペス・帯状疱疹 性器ヘルペス・口唇ヘルペス

ヘルペスは、体力の衰えている時に出てくるウイルス性の皮膚疾患です。水疱・発赤・痛み・・・。 漢方医学では、ヘルペスの症状が出ているときは、「湿熱」と考えて治療します。水疱→湿 発赤→熱 となり、痛みは患部に気血が滞るために生じるものと考えるのです
年に1〜2回、数年に1回程度の再発ならまだ我慢が出来ますが、毎月発症したり、治ればまた直ぐに再発する方も多いようです。

漢方では、身体に正気が充実していれば、ヘルペスは発症しないと考えます。
ヘルペスが発症するかしないかは、「正気と邪気」のどちらが強いかによって大きく分かれます。
「正気」と言うのは、身体を守る「自己免疫力」で「邪気」と言うのはここでは「ヘルペスウイルス」をさします。同じヘルペスでも帯状疱疹の場合は高齢者に多く発症しますから、「正気が弱い」と言うのはわかります。しかし口唇ヘルペスや性器ヘルペスは、高齢者だけでなく10代〜30代の正気が充実している年代にも多く現れています。
なぜこういう事になるのでしょうか?
これは、発症を繰り返す若者の身体の中で、口唇ヘルペスや性器ヘルペスと言う
「邪気」にとって力がつきやすい環境にあると言えるのです。この環境下で「睡眠不足」や「ストレス」など正気が少なくなる状態に陥ると、正気は邪気を駆逐することが出来ず、ヘルペスを発症させる事になります。
では、邪気が好む身体の環境とはどういう環境なのでしょうか?
それは
「湿熱」を生じやすい環境です。「暴飲暴食」や「ジャンクフード」・「油物・味の濃い食べ物」の摂取過剰。また、過剰な水分の摂取・過度の飲酒などがあげられます。ストレスは「肝熱」を生じさせる原因になりますし、女性の場合、排卵時期から生理開始時期までは「肝熱」が生じやすくなります。そのような時期に上記のような環境が加わると「湿熱」が発生しやすい状態となるのです。これが「元気な若い身体なのに、ヘルペスの再発を繰り返す」と言う理由です。
きちんとした食生活や日常の生活を送っていても、アトピーや糖尿病、その他の慢性病・産前産後による正気不足はヘルペスの発症原因となります。

どうすればヘルペスの再発が防げるのでしょうか?

邪気に力を与える環境を作らない事と、常に正気を充実させておくさせておくことです。

先ずは、正しい食生活を心がける事です。
冷たい食べ物を食べたり、生野菜を摂りすぎたり、またインスタント物や、ジャンクフードなどの摂取により、「脾(消化器系)」に負担をかけることのない食生活が重要です。
標準体重より肥満気味の方は、ダイエットも効果的ですが、栄養のバランスを考えない無謀なダイエットなどは、絶対にしてはなりません。
月経周期に合わせて再発を繰り返す女性や毎月のようにヘルペスが再発する場合は、漢方薬を服用されると良いでしょう。
脾胃を冷やす食べ物は、薬味薬性表をご覧下さい。
この表の「甘微寒・甘寒」と言うところにある食べ物です。

ただこれらは一般論であって、それぞれの方の体質に合わせて治療して行かなくてはなりません。
「湿熱」を生じさせる体質と原因は、それぞれ違いますし、若い方の帯状疱疹、年配の方の帯状疱疹は、また考え方が異なります。帯状疱疹後の疼痛(神経痛)も考え方が異なります。
症状の出ているときと出ていないときで処方を変える場合もあります。もちろん、口唇ヘルペス・性器ヘルペス・帯状疱疹もそれぞれ使う処方が異なります。
一人一人の違いをハッキリと把握し、正しい漢方薬を使用すればヘルペスは治しやすい疾患でもあります。
自己判断は禁物です。 漢方治療につきましては、専門家にご相談の上、治療しましょう。


ヘルペス・帯状疱疹によく使う漢方薬

漢方薬
補中益気湯
人参湯
八味地黄丸
越脾加朮湯
人参養栄湯
竜胆瀉肝湯
茵陳蒿湯

当店で取扱をいたしております漢方薬は全て医薬品です

個々の体質に合わせるため、2処方同時に使用する場合が多くあります。

以上、ヘルペス・性器ヘルペス・口唇ヘルペス・帯状疱疹の漢方治療

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